ゼロスペースボード®は、押出法ポリスチレンボードの両面に長繊維ガラスクロスシートをラミネートした高剛性軽量ボードです。
ゼロスペース工法(掘削幅縮小工法)を実現させる
ゼロスペースボード®
ゼロスペースボードは、押出法ポリスチレンボードの両面に長繊維ガラスクロスシートをラミネートした高剛性軽量ボードです。
項目 | 性能 | 単位 | 試験方法 |
許容曲げ強さ | 5.3以上 | N/mm2 | JIS K 7221-2相当 |
曲げ弾性率 | 1,600以上 | N/mm2 | JAS 型枠合板試験 等 |
重量 | 3.0 | kg/枚 | - |
製品規格 | 厚み 15mm 寸法 910mm x 1,600mm |
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その他 | 特定フロンは一切使用しておりません |
開削工事に適用する新工法
ゼロスペース工法(掘削幅縮小工法)
開削ボックスカルバート(洞道、水路)、橋脚下部工などの地中構造物は、コンクリートを打設するための外型枠を設置し、打設ご撤去するための作業スペースを80cm?150cmとって施工していましたが、この作業スペースを“ゼロ”に近くする工法を開発しました。
外型枠の組立方法の工夫と耐腐食性とフリクションカット機能に優れたゼロスペースボード®を使用することで次のような優れた特長があります。
1.【杭打ち工】定規、水平器、レーザートランシットにより杭打ち精度を確保します。
2.【掘削工】掘削土量が抑制できるため、 工期短縮が可能です。
3.掘削床付け後、基礎コンクリートを打設したのち、バタ角を鋼矢板のジョイントに沿って建て込みます。
4.ゼロスペースボードをバタ角に短い釘で取り付けます。カッタ-ナイフで容易に切断出来ます。
5.外型枠設置後、所定の位置に鉄筋を配置し、内型枠を設置します。
6.その後コンクリートを打設します。
7.バールを入れ、バタ角を押し出します。このバタ角をワイヤーロープを使って撤去します。
8.埋戻工流動化処理土で埋戻しをしている状況です。山砂、再生砂などでの 水締めによる埋戻しも可能です。
9.杭抜工多滑車で土留め杭を引抜いている状況です。