調達
調達活動に関する基本的な考え方
グローバル化による経済発展の一方、気候変動等の環境問題は、我々の生活を含め、地球、動植物にさまざまな影響を及ぼしております。また、グローバル化した企業のサプライチェーン上では、人権問題を含む社会問題の重要性が増していることから、企業は倫理的に正しいことに対し、法律以上に取り組む姿勢が求められております。
当社は「創造的行動力による社会への貢献」の企業理念にもとづき、環境と社会に配慮した製品の提供だけではなく、グローバルな調達活動を通じても環境と社会に対して配慮を行い、サステナビリティ社会の実現に向けて貢献します。
その一環として、サプライチェーン全体で、持続可能な調達活動を推進するために、下記の通り「ＪＳＰグループ調達基本方針」を策定しました。
JSPグループ調達基本方針
１．公正・公平で自由な競争に基づき、国内外に開放され、透明な手続きによる調達活動を行います。
２．調達活動にあたり、それぞれの地域・国における法令・社会規範を遵守します。
３．経済合理的方法に基づく最適な調達活動を行うと共に、お取引先様との相互発展を目指した健全な取引関係の構築と維持に努めます。
４．お客様の満足を第一に考えた調達活動の実施に努めます。
５．お取引先様の選定においては以下の点を重点項目として、またお取引先様がサステナビリティに取り組まれていることに配慮して調達を行います。
（１）人権を尊重し、差別を禁止していること。人権侵害に加担していないこと。
（２）公正な労働条件を適用し、労働環境の安全性を整備し、強制労働及び児童労働を禁止していること。
（３）環境上の課題を認識し、解決・対応に取り組んでいること。
（４）安定した経営基盤及び品質・価格・納期などが適正水準であり、その維持・向上に努めていること。
（５）法令・社会規範を遵守していること。
パートナーシップ構築宣言
当社は、内閣府や中小企業庁などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、2022年12月に「パートナーシップ構築宣言」を公表いたしました。サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者の皆さまとの連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップの構築を目指します。
なお、当社は、今回の宣言にあたり、以下の個別項目を明示しています。
＜個別項目＞
○オープンイノベーションに積極的に活用し、新規事業の創出に取り組みます。
○「ホワイト物流」推進運動の主旨に賛同し、取引先との適正な関係構築に努めます。
○「JSPグループ調達基本方針」を公表し、公正・公平で自由な競争に基づき、個人的な利害関係の入らない取引を行うように努めます。
ホワイト物流推進運動の自主行動宣言
当社は、国土交通省・経済産業省・農林水産省が提唱する「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、2022年12月に「自主行動宣言」を提出いたしました。事業活動に必要な物流の持続的・安定的な確保を経営課題として認識し、生産性の高い物流と働き方改革の実現に向け、取引先や物流事業者等の関係者との相互理解のもとで、物流の改善に取り組みます。
