化学品・製品安全
PRTR物質排出削減の取り組み
当社は、PRTR法※に定められた届出対象物質について、環境中に排出した量と事業所から外部に移動した量を調査し、行政機関に毎年報告をしております。
- ※PRTR法:特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律
PRTR法届出 排出量の多い物質(2023年度実績)
政令指定番号 | 物質名 | 排出量(t) | 移動量(t) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
大気 | 水域 | 土壌 | 合計 | |||
128 | クロロメタン (塩化メチル) |
162.62 | 0.00 | 0.00 | 162.62 | 0.00 |
240 | スチレン | 0.78 | 0.00 | 0.00 | 0.78 | 2.92 |
9 | アクリロニトリル | 0.08 | 0.00 | 0.00 | 0.08 | 0.01 |
- | その他の物質 | 0.20 | 0.00 | 0.00 | 0.20 | 0.91 |
PRTR法対象物質合計 | 163.68 | 0.00 | 0.00 | 163.68 | 3.84 |
化学物質のリスクアセスメント
当社は、2024年度~2026年度のRC中期目標として「①化学物質リスクアセスメントの着実な実行」および「②原材料・製品に関する漏洩および飛散トラブルゼロ」を掲げ、法令改正に伴う化学物質管理対応(実施体系、SDS等)と、事業場ごとの管理体制のチェックを継続しています。
九州工場では、JISHA(中央労働災害防止協会)方式※による、化学物質のリスクアセスメント手法を取り入れています。JISHA方式を取り入れたことで、より詳しく、さらには簡単に、現場レベルでもリスクの判定ができるようになりました。
- ※JISHA 方式:コントロール・バンディング法(厚生労働省が WEB システムとして改良・開発したもの)と同様に、定性的かつ簡易的な手法ではあるが、物質の化学的性質や物理的性状、取り扱い量、作業時間、作業環境を特定し、マトリックスを用いてリスクレベルの判定を行うことができる手法。
製品の安全管理
RoHS2指令への対応
当社は欧州のRoHS2指令に対応するため、有害物質の不含有調査をJISQ17025※認証を持つ分析機関で定期的に実施し、安全性情報を提供しています。- ※JISQ17025:試験所と校正機関の能力に関する一般要求事項
GHS※に対応したSDS(安全データシート)の提供
当社は法令等でSDS作成が義務づけられている製品以外でも、国際統一ルールであるGHS に基づき分類・表示対応したSDSを製品ごとに作成し、安全性情報を提供しています。
- ※GHS:化学品の分類と表示に関する世界調和システム