人的資本に関する考え方及び取り組み

JSPグループは、人的資本を経済的価値と社会的価値の創出のための源泉と位置付けています。経営方針「Deliver with WOW!」で示すように、「社員一人ひとりがワクワク感を持って仕事をする」ことが創造的な行動力となり、「顧客と消費者に感動を届ける」こと、また「株主と地域社会に満足を届ける」ことを果たすことで、長期ビジョンであるVISION2027「真のグローバルサプライヤーとして社会から必要とされる企業」となり、企業理念である「創造的行動力による社会への貢献」を実現します。

戦略

JSPグループは、「社員一人ひとりがワクワク感を持って仕事をする」ために、女性、若手、高齢者、障がい者、キャリア採用者といった、多様な視点や価値観を有する人材が組織に不可欠と考えています。JSPグループの人材育成方針としては、まず育成対象である人材における多様性を推進しています。女性の管理職登用の推進にも取り組んでおり、2025年度に女性管理職比率10%の達成を目標としています。また地元で働きたい社員の希望と、将来を担う人材の多様性の追求を、共に実現していくためのエリアスタッフ制度を2021年度に導入し、一般職から総合職への転換を図っています。従来より、国内グループ会社を中心に障がい者雇用に積極的に取り組んでいます。またキャリア採用について専門性の高い業務において、より一層の採用強化を図っています。さらに人材育成方針として、人材育成を推進し、積極的な研修制度を運用しています。新卒及びキャリア採用者を対象とする入社研修、若手のための若手中堅社員研修及び主任研修を実施しています。また、多様性のある人材がワクワク感をもって仕事をし、活躍するためには、マネージャーの自己革新が欠かせないと考えており、新任管理職者を対象とした研修、中間管理職及び上級管理職を対象としたマネジメントスキルアップ研修を含む、様々な研修を実施しています。
JSPグループは、社内環境整備方針として、「社員一人ひとりがワクワク感を持って仕事をする」ために働きがいを感じられる組織風土を追求します。社員が活躍する場所を広げられるよう自己申告制度を導入しており、個人のキャリアパスを考慮した人材配置に努めることで、エンゲージメントの向上を図っています。また育児と仕事の両立し易さを目指し、男性育児休暇取得率の向上を図っています。また従業員の健康と安全への取り組みとして、職場の安全衛生、工場の労働安全、従業員のメンタルヘルスケアに努めています。

指標と目標

マテリアリティ 項目 指標 目標 2022年度実績
人材育成の強化 女性管理職登用の推進(JSP単体) 女性管理職比率 10 %(2025年度) 4.5 %
キャリア採用の維持推進(JSP単体) 中途採用者比率 維持推進 51.4 %
障がい者雇用の維持推進(JSP単体及び特例子会社のJSPモールディング) 障がい者雇用率 5 %以上維持 5.5 %(※)
働きがいのある企業風土の醸成 男性育児休暇取得の推進(JSP単体) 男性育児休暇取得率 60 %(2025年度) 42.3 %
労働安全 休業災害の未然防止(JSP単体・国内グループ会社) 休業災害件数
重大災害件数
0 件
0 件
6 件
0 件

※障害者の雇用の促進等に関する法律第43条第7項により報告した2022年6月1日時点の障害者雇用状況報告書に基づく。

ページの先頭へ