環境保全
インプット・アウトプット(2022年度実施)
CO2排出量の削減
当社の2022年度のCO2排出量は、対前年度比で約4.8%減 (3,207t-CO2減)となりました。工場稼働日の集約や排熱の有効活用、構内のエアー漏れや放熱ロスの削減活動を行ったことが主な良化要因です。2013年度対比では約21.5%の削減となりました。
当社の製品である発泡素材は、自動車に使用される場合は燃費を向上させ、住宅の断熱材として使用される場合は冷暖房効率を向上させるなど、ご家庭の自動車や住宅の見えないところで温室効果ガス排出量の削減に貢献しています。
エネルギー使用量の削減
当社の2022年度エネルギー使用量は、エネルギーの使用寄与率※から算出したエネルギー原単位の対前年度比が96.9%と良化し、目標としていた「対前年度比でエネルギー原単位を良化させる」は達成しました。また、5年度間平均原単位変化は100.3%となり、「5年度間平均原単位変化を年平均1%以上向上させる」という目標は未達でした。2023年度以降は、さらに各事業場で省エネ活動のPDCAサイクルを回すとともに、グリーンエネルギーの導入を推進していきます。
- ※寄与率方式:製品群ごとにエネルギー使用原単位を算出し、事業者全体のエネルギー使用原単位の対前年度比について、製品群の割合に比例して計算したもの。
当社では、エネルギー使用量の削減に各事業所で取り組んでいますが、鹿沼第二工場の電気使用合理化の取り組みが評価され、一般社団法人 日本電気協会関東支部の関東地区電気使用合理化委員会より、「令和5年度 関東地区電気使用合理化委員会表彰」の最優秀賞に選ばれました。
この表彰は、電力の有効活用、省エネルギーの推進、負荷率の向上等に顕著な功績をあげた工場や事業者等を対象に授賞されるものです。今回、鹿沼第二工場内における省エネ対策への取り組みが高く評価され、この賞を受賞することになりました。
モーダルシフトへの取り組み
当社は、物流における環境対応、エネルギー効率化と輸送の安定化を目指し、トラック輸送よりもCO2排出量の少ない鉄道やフェリーを利用したモーダルシフトも実施しています。
モーダルシフトは自然災害による道路寸断等が発生した際の安全・安定供給にも有効です。第二次第三次の交通手段としても存在感を発揮します。これからも事業部と連携し、モーダルシフトへの取組みを積極的に行っていきます。
水使用量の削減
当社は、製造工程において水を使い捨てずにリサイクルする水循環システムによって生産活動をしています。2022年度は、各工場での効率的使用と排水管理の徹底を行い、2021年度を下回る水使用量になりました。
埋立排出量の削減
当社のRC中期計画では、2022年度の最終埋立物の排出量目標として「埋立物排出量の削 減を継続(前年度の実績値を超えない管理)」を掲げ、各事業所で計画的に削減活動を実施しました。その結果、2021年度と比較して大きく抑制することができました。
産業廃棄物処理施設(焼却施設)の維持管理計画と実績
施設名称:鹿沼第二工場
処理した廃棄物の種類:廃プラ
年月 | 施設の記述上の基準に関する事項 | 処理施設運転状況 | 処理した廃棄物の数量(t/月) | ||
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燃焼室測定位置 | 炉内燃焼室 | ||||
測定頻度に関する事項 | 連続測定 | ||||
燃焼室ガス温度(℃) | 集塵機入口ガス濃度(℃) | 排ガス一酸化炭素濃度(ppm) | |||
法基準値 | 800℃以上 | 200℃以下 | 100以下 | ||
維持管理基準値 | 900℃以上 | 200℃以以下 | 100以下 | ||
2023年4月 | 測定結果 | 986 | 181 | 63 | 151.7 |
測定日 | 4月13日 | 4月13日 | 4月13日 | ||
2023年5月 | 測定結果 | 1,000 | 181 | 35 | 127.1 |
測定日 | 5月17日 | 5月17日 | 5月17日 | ||
2023年6月 | 測定結果 | 1,072 | 180 | 54 | 157.7 |
測定日 | 6月15日 | 6月15日 | 6月15日 | ||
2023年7月 | 測定結果 | 1,072 | 183 | 42 | 152.5 |
測定日 | 7月19日 | 7月19日 | 7月19日 | ||
2023年8月 | 測定結果 | 916 | 181 | 66 | 162.7 |
測定日 | 8月17日 | 8月17日 | 8月17日 | ||
2023年9月 | 測定結果 | 1,060 | 183 | 42 | 146.6 |
測定日 | 9月19日 | 9月19日 | 9月19日 | ||
2023年10月 | 測定結果 | 1,123 | 184 | 88 | 174.7 |
測定日 | 10月17日 | 10月17日 | 10月17日 | ||
2023年11月 | 測定結果 | 948 | 182 | 49 | 166.2 |
測定日 | 11月1日 | 11月1日 | 11月1日 | ||
2023年12月 | 測定結果 | 1,001 | 179 | 40 | 155.1 |
測定日 | 12月21日 | 12月21日 | 12月21日 | ||
2024年1月 | 測定結果 | 987 | 177 | 81 | 134.9 |
測定日 | 1月18日 | 1月18日 | 1月18日 | ||
2024年2月 | 測定結果 | 1,080 | 185 | 39 | 153.9 |
測定日 | 2月15日 | 2月15日 | 2月15日 | ||
2024年3月 | 測定結果 | 1,039 | 185 | 39 | 156.5 |
測定日 | 3月19日 | 3月19日 | 3月19日 |
施設名称:鹿沼第二工場
処理した廃棄物の種類:廃プラ
年月 | 排ガス濃度(酵素12%換算値)に関する事項 | 処理した廃棄物の数量(t/月) | |||||
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排ガス採取位置 | 集塵機後煙突 | ||||||
測定頻度に関する事項 | 年2回測定 | 年2回測定 | 年2回測定 | 年2回測定 | 年1回測定 | ||
ばいじん濃度(g/Nm3) | 窒素酸化物濃度(ppm) | 硫黄酸化物の量(m3N/h) | 塩化水素の量(mg/Nm3) | ダイオキシン類濃度 | |||
法基準値 | 0.15以下 | 250以下 | 4.8以下 | 700以下 | 5以下 | ||
維持管理基準値 | 0.05以下 | 30以下 | 0.069以下 | 50以下 | 0.3以下 | ||
2022年10月 | 測定結果 | 0.005 | 29 | 0.014未満 | 11.0 | - | 173.7 |
測定日 | 10月18日 | 10月18日 | 10月18日 | 10月18日 | - | ||
測定結果の得られた日 | 10月26日 | 10月26日 | 10月26日 | 10月26日 | - | ||
2023年3月 | 測定結果 | 0.041 | 29 | 0.014未満 | 3.3未満 | 0.000016 | 170.8 |
測定日 | 2月3日 | 2月3日 | 2月3日 | 2月3日 | 2月3日 | ||
測定結果の得られた日 | 3月13日 | 3月13日 | 3月13日 | 3月13日 | 3月13日 |