JSPで機電系が活躍できる4つの理由
化学メーカーは、“高度な装置産業”と言われています。つまり大型の施設・設備が順調に稼働してこそ、製品やサービスを提供できるということ。JSPも付加価値の高い発泡製品に力を注ぐ化学メーカーです。例えば発泡プラスチックは原料を小さなビーズ状にし、そこから数倍に発泡させます。さらに押出成型やロール状への巻取り、倉庫に搬送などの工程を経ます。それぞれロボット導入や自動化による高効率化・省力化が求められ、いかに計画的に改良・メンテナンスするか、機械系の知識・技術が生きる場面がたくさんあるのです。
JSPは鹿沼と四日市の2大拠点を軸に、品目に応じて多数の工場・ラインを擁しています。当社で最も伝統のある鹿沼第一工場は、設立から50年以上が経過。他の工場もまた自動化や効率化へ向け、常に新規機械やラインの導入、改修プロジェクトが動いています。いずれも生産技術の確立を追求すると同時に、技術動向をつかんでいかに低コストに高効率を実現するか、改良・改善に努めています。設備の新設・改築では建築・設備からものづくり環境を整えるユーティリティまで、幅広く機械・電気系の知識・ノウハウが必要です。
工場にどのような機械をどう配置してラインをつくるか、電気系統や配管をどう張り巡らせるかを社内外に示すため、図面を作成することもあります。機械の構成図や配管図をはじめ、工場や倉庫の建て替えでは建築図面に関わることも。現場によって2DCADや3DCADも使用し、誰もが見やすく立体的な設計図面はもちろん、施工管理用に詳細な施工図面を作る場合もあります。学生時代の実習などでCADを使った経験も大いに発揮できるでしょう。
設備技術者は設備面から生産効率の向上を図り、会社全体の利益に貢献することが使命になります。ただそれには、研究開発部門や生産技術部門など化学に詳しい専門家がいる部署と連携することが欠かせません。そこでは、どうすれば発泡プラスチックの特性を生かして付加価値の高い製品を作れるか、といった議論や打ち合わせも頻繁。設備面からはこんなことができるなど意見を出しつつ、同時に化学の知見や見識も身につけることができます。技術者として幅を広げ、ワンランク上の存在に成長することが可能です。
設備技術
K.S
2017年入社 / 工学部機械システム工学科卒