社員を知る営業

軽量性や吸音性に富むJSP製品を自動車業界へ。リサイクル性の高さでも市場に選ばれるよう動く

名古屋営業所 自動車資材グループ

A.T2018年入社

政治経済学部政治学科卒

INTERVIEW

#01 入社の決め手は?

ニッチな領域の製品力と温かい社風に
魅力を感じて

当初は金融関係を志望していたのですが、一年間米国に留学した経験を活かせる企業はないかとメーカーにも視野を広げて考えるようになりました。たまたま就活イベントでふと目に留まったのがJSPのブースで、話を聞いてみると発泡プラスチックというニッチな領域のトップメーカーだと知りました。海外にも積極的に事業展開しており、面白そうだと思ったことがきっかけです。特に面接で社長や役員の方とフランクに日常的な会話ができ、温かい社風と長く働けそうな環境を感じたことが決め手になりました。
文系出身でプラスチック製品の知識は皆無でしたが、最初の工場研修なども充実しており、貪欲に知識を吸収していけば営業として成長できる、海外赴任のチャンスもあるかもしれないと感じて入社しました。

#02 営業の仕事とやりがい(ワクワクした瞬間)は?

JSP製品搭載のクルマが
街を走る光景はワクワクする

名古屋営業所で自動車業界向けに、自動車の内部に使われる部材の提案営業をしています。自動車部材にJSPが世界に誇る発泡ポリプロピレン製品を採用してもらうよう、お客様のニーズを聞き取り受注、拡販に努めることが使命です。具体的には、バンパー緩衝材やトランクルーム内のボックス、乗員の下肢を守るティビアパッドなどがあります。これらは軽量性と緩衝性、吸音性が求められますが、いずれも満たすのがJSP製品の強みです。
印象に残っているのは、あるお客様から従来品よりもティビアパッドの吸音性を高めて欲しいというオーダーを受けたときです。当初はお客様の許容コストを超える価格での提案となっていましたが、関係部門と様々な議論や検討を重ね、JSPの吸音性の高い材料を提案することによりお客様の許容コストの範囲内かつ吸音性を高めるというニーズに応えることができました。一年という短期で要望に応えたことから「時間がない中、本当によくやってくれた。JSPさんに頼めば何とかしてくれると信じていた」 と喜んでいただけたときは大きなやりがいを感じました。また担当部品が採用された車が発売され、街角で見たときは、“JSP製品があの車にも搭載されている”と社会貢献を実感できることも励みです。

#03 今後叶えたい目標や、将来ビジョンは?

リサイクル社会を牽引し、
海外でも活躍してみたい

近年はSDGs(持続可能な開発目標)を多くの企業が掲げており、リサイクル性が注目されています。自動車は新車から中古車市場に流れ、廃車という流れが多く、欧米のように買取・回収ができないと再循環は難しい部分があります。ただ発泡ポリプロピレン製品はリサイクルしやすく、循環型製品として選ばれやすいため、そういった素材の優位性を活かして、今後市場でのシェアをさらに高めることが目標です。同時に月一度の開発会議などでお客様の要望を研究開発にフィードバックすることで、新しい製品を生み出せるよう社内の好循環にも貢献していきたいです。
また、最近は海外拠点とリモート会議も定期的に行っており、各国がどんな問題が発生しているかといった情報共有もあり、日本もその動きに対応しています。英語力も活かせている実感がありますが、さらに将来は海外の拠点に出向き、異文化の中でビジネス経験を積んでみたいです。
最初は化学知識の不足から戸惑うこともありましたが、工場に出向いて製品立ち上げを見たり、技術者と関係を構築したりする中で知識を得て成長することができました。そんな姿勢があれば、一からキャリアを積んでいけると思います。