Special 機電系×JSP

設備技術

機械系の知識とものづくりへの興味を生かし、幅広い裁量でJSPの発泡製品づくりを支える

K.S2017年入社

工学部機械システム工学科卒

機電系
出身

INTERVIEW

#01 JSP(化学メーカー)を選んだ理由

希少価値の高い
存在になれそう

大学の研究室の先輩がJSPに入社しており、「いい会社だよ」と紹介を受けたのが志望のきっかけです。化学メーカーでは化学系技術者が多く、生産に関わる機械系技術者が不足しているという話を聞き、社内で希少価値が高く、頼りにされるのではという思いもありました。
大学時代は機械工学全般を学んだうえで、アルミニウムに多孔質材料を入れることで空気の層をつくり軽量化や断熱性を追究していました。JSPは発泡プラスチック材料、私の研究は金属と対象に違いはありましたが、目指す材料特性には共通点があり、業務に入りやすそうだと感じたことも大きかったです。先輩からの「ワークライフバランスもしっかり取れ、安心して働ける」という声も背中を押してくれました。

#02 設備技術の仕事とそのやりがい(ワクワクする瞬間)について

工事計画の策定から完成まで
一手に担える

鹿沼第一工場では、電化製品の緩衝材となる発泡シートをつくる産業資材系、カップ麺の容器などを作る生活資材系の2つの事業部門があります。私は産業資材系の設備技術として、上長と先輩の計3人で設備保全に関わっています。大きくは新規設備及び生産ラインの導入と、設備トラブルの対応が使命です。工場の一部には稼働から老朽化しているラインも存在し、そういったラインには、大きな問題が起きる前にメンテナンス計画を立て、トラブルを未然に防ぐことに努めています。
工場では発泡、押出成型、断裁などの工程を経ますが、顧客ニーズに対応した生産を行い製品を高付加価値化に導けたことが印象に残りました。また、工場倉庫部分の解体と再建築計画にも携わっていて、機械担当の私は電気担当の先輩と話し合ってリニューアルに動いています。工事計画の策定から完了まで一貫して取り組める点が大きなやりがいで、完成が今から楽しみです。

#03 機電系の学びとのつながり・設備の魅力とは

CAD技術や“四力”の学びを生かし、
屋台骨を支える

仕事は CADで工場内のレイアウト図や配管図などを書くことも多く、大学で学んだCAD技術も生かせますし、熱力学や流体力学などいわゆる“四力”の基礎も役立っています。高圧ガス製造保守管理者や危険物取扱主任者、エネルギー管理士などの資格も会社のバックアップを受けて取得しました。
「発泡」技術に直接関わることは少ないですが、私たちは発泡のための設備を保守する存在です。例えば法律や規制を守るために機械の扱いに苦労したり、かかるコストと折り合いをつけながら設備を充実させたり、大変なこともあるのは事実です。生産技術や設備保全の担当者とは、仕様の確認をしたりすることも頻繁にあります。その分多くの人といろいろ話し合いながら視野を広げて学ぶことは多く、化学の知識が広がっていくことも実感しています。会社からも頼られていると感じますし、ものづくりのベース・屋台骨を支えている自負心も得られています。

#04 今後の目標&学生へのメッセージ

設備技術系のスペシャリスト的
存在として、生産を守り続ける

機械系技術者として業務を行ってきましたが、今後は電気や建築など幅広い分野の知識を習得し、工場全体の新築・改修計画を指揮できる存在に成長したいです。近く公害防止管理者などの資格取得も予定しており、まだまだ自分の幅を広げていこうと思います。
化学系の研究開発者や技術者が多い中で、私たち設備技術は建築から機械設備全般、電気・空調・給排水などユーティリティ全般を見るので、技術系の中の電気機械のスペシャリスト的存在であると思います。JSPにおける機械系技術者の裁量の幅は広く、会社側から一手に任せてくれる面があります。そこをやりがい、と感じる方が来てくれたら嬉しいです。皆さんも発泡技術で世界に驚きをもたらすJSPで、生産を支える存在になりませんか?