社員を知る製造管理

アイデアと経験を生かし、
省力化や課題解決に貢献。
チーム一体で生産性向上を実現できたときが喜び

Y.N2019年入社

理工学研究科物理機能系専攻卒(修士課程)

INTERVIEW

#01 入社の決め手は?

チームでものづくり
に邁進する環境は
自分に合う

大学院では様々な添加剤と高分子を複合させ高機能性材料を創出する研究をしていました。研究室の先輩からの情報でJSPを知り、学生時代と同じ高分子材料を扱っている点、「発泡」というコア技術から生み出される幅広い製品開発に魅力を感じたことが決め手になりました。また、若いうちから広い裁量を持ちつつ、チーム体制でものづくりができるという点も自分に合った社風を感じました。
私自身、誰かと競争して優位に立つことより、チームワークを大切にし、周囲と協力しながら仕事を進めていくような仕事がしたいタイプでした。その点で関係部署と連携し、意見交換しながら共通の目標を達成する仕事に就けたのは幸運でした。

#02 製造管理の仕事とやりがい(ワクワクする瞬間)は?

「生産性が上がった」という声は
やりがいに繋がる

鹿沼第一工場の生活資材製造部で、主にカップ麺の容器に使用されるシートや広告用のディスプレイ資材に使用されるボードを生産する製造ラインの機械室に勤務し、生産準備・工程調整・生産集計といった基本業務を行っています。加えて、生産効率向上のための設備・生産条件の改善、トラブルを未然防止するメンテナンス手配も大切な仕事。いわば製造全体を俯瞰し、管理するコントロールタワーの役割を担っています。
日々生産設備の調子を見ながら、製品の品質基準を満たしているかどうかをチェックし、少しでもおかしいと感じた場合は生産オペレーターの方と連携して機械・設備のトラブルシューティイングに努めます。トラブルは突然不意に訪れるので、最初は慌てたり考え込んだりしますが、先輩にいろいろな助言をもらい試行錯誤するうちに“こういうトラブルはこう対処したらいい”とわかるようになりました。
生産性向上のため上長や先輩とは何度もミーティングを重ね、ディスカッションを繰り返します。自分のアイデアが生産ロスの削減や課題解決に反映されたときも嬉しいですが、チーム一丸となって挑戦し続けた末に結果に結びついたときに聞こえてくる「生産性が上がった」「作業性が改善された」といった声に、一段と喜びを感じます。

#03 今後叶えたい目標や、将来ビジョンは?

ロボット化推進の旗手となり、
工場全体に広げたい

「発泡」を制御するには高い技術が必要ですが、「発泡」は少ない樹脂原料から容積を増やし、さらに緩衝性・断熱性などの高機能を付加させられる点でまだまだ無限の可能性を秘め、多岐にわたる製品展開も期待できると思います。
製造業では今後の労働人口の不足への対応と生産安定性の向上という面から、現在「自動化」に焦点が当たっています。製品の知識に加え、ロボットの知識、IoTやAIも含めたシステムの知識も今後の経験で身につけ、若い力で最先端技術を導入し製造現場を刷新していくのが目標。将来的には他現場の製品ラインも視野に、自動化・システム化を広げられる人材になっていきたいと思います。
化学の知識は発泡メカニズムの理解に生きていますし、今後はロボット制御の知識・資格も得ていきたいです。化学出身者は機械の知識を得ながら、機械・電気出身者は化学の知識を得ながら、またそれ以外の理系出身者も向上心さえあれば工場で活躍できると思います